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闇の少女は暗闇に佇んでいた。
泣き方も忘れた。
欲する事も忘れた。
だからただ立っていた。
もう苦しくも、寂しくも無かった。
ただ立っていた。
それが日常。
時折、明るい方から声がする。
一瞬心が動く。
あっちには何があるの?
でも少女は、人付き合いが出来なかった。
その年代毎に、いたはずではある。
でもそれだけ。
長く続く友達なんていなかった。
いらないって思ってた。
少女は不思議な力を持っていた。
相手の心を詠む能力。
その力はいつも彼女を苦しめた。
近付いてくる相手の心を詠んでしまう。
それでも相手の思うモノをあげる事は出来た。
だから、それなりに、その時だけの
友達はいた。
男もそうだった。
男が望むモノをあげる事で
愛を囁いてもらえる。
でもそれだけ。
少女は、人と付き合う事をやめた。
だからただ一人立っていた。
暗闇の中でただ立っていた。
何も考えず、無の中でただ一人…

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