2012年11月17日土曜日

闇の少女は…

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闇の少女は暗闇に佇んでいた。

泣き方も忘れた。

欲する事も忘れた。

だからただ立っていた。

もう苦しくも、寂しくも無かった。

ただ立っていた。

それが日常。

時折、明るい方から声がする。

一瞬心が動く。

あっちには何があるの?

でも少女は、人付き合いが出来なかった。

その年代毎に、いたはずではある。

でもそれだけ。

長く続く友達なんていなかった。

いらないって思ってた。

少女は不思議な力を持っていた。

相手の心を詠む能力。

その力はいつも彼女を苦しめた。

近付いてくる相手の心を詠んでしまう。

それでも相手の思うモノをあげる事は出来た。

だから、それなりに、その時だけの

友達はいた。

男もそうだった。

男が望むモノをあげる事で

愛を囁いてもらえる。

でもそれだけ。

少女は、人と付き合う事をやめた。

だからただ一人立っていた。

暗闇の中でただ立っていた。

何も考えず、無の中でただ一人…

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