2012年5月31日木曜日

いじめ    その11

いじめ

職を求めて、九州を離れた。

父が亡くなり、ますます実家への足は遠のいていた。

さすがにもう義母に叩かれることはないが、

それでも実家は私には安らぎの場では 無かった。

同じ県に住んでいれば、お盆だ、正月だと連絡がきて

断れずに行かなければならない。

そして必ず「イヤな思い」をして実家を出る。

だが九州を離れれば、行けない言い訳も出来る。

私たちは、夫婦それぞれ違う会社で派遣として働いた。

家族としては、普通に接していたが、

向き合って会話を交わす事は無い。

お互い子供を通して伝えるべき事だけ話す。

相変わらず歪んだ家庭ではあるが、家族が一人ふえ

私が望んでいた温かい家族があった。

そんなコロの「派遣切り」

旦那が切られた。

幸い私は、派遣から社員にならないかと声をかけて貰えた。

旦那が無職になっていたので、社員にもしてもらえたし

余計にまた人の何倍も働いた。

たくさんいた派遣から私一人社員になって人の何倍も働いて・・

ある日気が付いた。

会社の女性社員の様子が変だ。

最初はもしかして無視されてるかな?くらいだったが

日を追う毎に、ひどくなっていった。

おはようございますからさようならまで、誰一人返してくれない。

聞えよがしの悪口。

私が社員になれたのは、上司と関係があるからだ。

あの女は、男に色目ばかり使う。

仕事上どうしても話さないといけない事もあり、

声をかけたら、悲鳴を上げ逃げる同僚。

仕方なく間に上司をはさみ会話をする。

こいつらなんなの?

みんな子供もいるんだよね?

私はね、生活かかってんの!

辞めたりしないよ!

誰とも話さず、一人黙々と仕事をこなす。

平気だと思ってた。

そんな日々を3ヶ月過ごす頃

さあ出社しようと・・・車に乗る。

違和感。

涙が止まらない。そしてひどい耳鳴り。

日を追うごとに夜眠れない。

他人の目が怖い。

みんなが私を笑っている気もしてきた。

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